2017年3月29日水曜日

教科書検定でパン屋が和菓子に

もう皆さんすっかりご存じのこのニュース。
https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-5948/ 

パン屋を和菓子にしたら教科書検定を通してもらえた話です。
そこで私は聞きたい。
あんぱんはどうなるのか?

アンパンマンのファンとしては気になるところです。

悪役すら憎めないアンパンマンの世界。

バイキンマンもドキンちゃんもかわいいけど、ジャムおじさんをいじめるお役人はかわいくともなんともないと思わない?


2017年3月25日土曜日

どんなファイナンシャルプランナーが良いコミュニケーションを取っているの?


日本に戻ってきて心配なことの一つは、老後のこと。
そして、万が一大病にかかってしまったら?

おちおち消費していられません。

というわけで、今回二人のいわゆるファイナンシャルプランナーという人たちに会う機会がありました。

二人は別々の会社の人たちで、当然別々にお会いすることになりました。

一人は、説明がお上手でわかりやすく具体的。
でも、私にとってはお葬式の値段などがかなり大げさ。
うちの家族は見栄を張って派手なお葬式をするタイプではありません。
それにちょっと押しつけがましい。

もう一人は控えめな感じ。
攻めて来ない。
敬語の使い方は完璧に間違えてる。
(尊敬語と謙譲語が逆になってたり)
私は仕事柄そういうつまらないことにすぐ気が付いてしまうのですが、それがつまらないことだということはわかっています。
つまり、気にはならない。
私にとってもっと大事なのは話の内容だから。
攻めて来ないので、こちらも警戒心を持たない。 

話し方がうまいという点では、間違いなく前者に軍配が上がります。
加入者に対して親身だというアピールもある。
その割に高額なプランを勧めて来る。
きっと万が一のために手厚くしておいた方がいいということなんだろう、と善意に取っておく。

後者のファイナンシャルプランナーは、私にとっての必要性を考えた上で、なるべく負担が少ないプランを紹介しようとしている感じ。

で、結局私は前者の方に、お礼とお断りのお電話を入れました。
留守番電話でした。
何かしら返事があるかな、と思いましたが、何もありませんでした。
お会いしていたときの親し気な感じと、全く返事をしないというリアクションにはギャップがありました。

もし、「ご連絡ありがとうございました。また何かございましたら、お気軽にご連絡ください。」というsmsでも貰ってたら、ほんとにまた連絡するかもしれないけど。

現在、後者の方が勧めてくださったプランの手続きをしています。

コミュニケーション能力って何でしょうね。

話し方がどんなにうまくても、相手が聞いてくれなかったら何にもならないのでは?

でも、敬語の使い方ってそんなに難しくないですよ。
話を聞きながらつい直してあげそうになってしまうのを、じっとこらえる。 

2017年3月21日火曜日

フランスの高校で起きた発砲事件、校長の冷静な対応が功を奏す

もっとひどい事件になる可能性がありました。

10人が軽傷を負っただけで済んで、むしろ良かったと言うべきでしょう。

3月16日木曜日、フランス南部の町グラスで高校生が学校に猟銃を持ち込み、発砲しました。

フランスでも日本と同じように、一般の人が武器を持つことは禁じられています。

犯人は両親か祖父母の猟銃を持ちだしたようです。

金曜日になって、校長はテレビカメラの前で一部始終を語りました。

「生徒が一人武装して学校に入ってきたと聞き、すっとんでいきました。彼は中央階段の近くにいました。何をするつもりか尋ねると、あなたを殺したくはない、他の奴らを殺したいんだと答えました。」

テロではなく、数人の生徒に激しく恨みを抱いていたようです。

校長は少年と話をしようと試みます。

「武器を取り上げようとは思いませんでした。体力的に私にはできないと思ったからです。私は彼に近づいて行きました。撃たないだろうと思いましたが、撃ったんです。」

校長は腕に軽いケガを負いました。

現場にいた生徒の一人によると、校長はなおも対話を続けようとしましたが、少年を落ち着かせることができないと見て取り、助けを呼びました。
 
実は去年の10月に、学校では危険人物を封じ込める訓練をしていました。

非常時に備える訓練として、政府が学校に要請して行われているものです。

最近は日本の学校でも、不審者が侵入した場合を想定して、似たような訓練をしているようです。

訓練の賜物か、校長の呼びかけに応じた教員と生徒による封じ込め作戦は功を奏し、死者や重傷者が出ないで済みました。

校長に勲章をという声もありますが、校長本人は、自分は英雄などではない、介入した一人にすぎないと強調しています。今の優先事項は、勲章なんかより学校の日常を取り戻すことだ、と。

私の友人で、北フランスで高校の英語の教師をしていた女性がいました。

最初に赴任したのは比較的貧しい地域にある学校で、かなり荒れていたそうです。

ある日、体の大きい男の子たちが激しいケンカを始めてしまい、彼女ともう一人の若い女性の教師が必死で止めていたら、校長が通りかかったそうです。

ところが、ケンカに気づいた校長は、くるりと背を向けて今来た道を引き返してしまったとのこと。

フランスの校長先生にも色々な方がいらっしゃるようです。

 

2017年3月19日日曜日

フランス発、冷凍食品専門店ピカールは、こう使える

ひき肉、ピカール、冷凍食品、挽肉、ジャガイモレシピ、グルメ

前回はじゃがいものピューレを使ったブランダッド・ド・モリュをご紹介しました。

もう一つ、じゃがいものピューレを使った料理として、アッシ・パルマンティエも人気です。 

どちらも、お子さんやお年寄りにもお勧めの一品です。

アッシはひき肉のことで、英語で言えばハッシュ。
ハッシュドビーフ。
hash を辞書で引いてみると、細かく切るという動詞の他に、こま切れ肉料理、ハヤシ肉料理、ごたまぜ、焼き直し料理、などの名詞が載っています。
うーん、やっぱりあんまり上等なイメージではないなあ。

ひき肉の上にじゃがいものピューレを載せてオーブンで焼いたのがアッシ・パルマンティエ。

自分で作るのも難しくはありません。

フランスでは、前日の肉の残りで作る人も多いようです。
(やっぱり)

じゃがいもをつぶし、ミルクやオリーブオイルを混ぜて食べやすくして肉の上に重ね、オーブンで焼くだけ。

パルマンティエというのは、じゃがいもをフランスに広めた人の名前です。

彼が活躍した18世紀後半、イタリアやドイツ、南フランスではすでにジャガイモが料理に使われていました。
しかし、フランンスの北の方では家畜の餌となるだけで、人々のテーブルに上ることはありませんでした。

1969年から1970年にかけて、フランスは飢饉に襲われます。
パルマンティエはでんぷんをたっぷり含んだジャガイモこそ危機を救ってくれると、ジャガイモの普及に努めました。

パリのメトロにはパルマンティエという駅もあります。 

ジャガイモの無いフランス料理なんて、想像できませんよね。

ジャガイモ以前は、肉や魚の付け合わせとして、カブを使っていたそうです。

ピカールでアッシ・パルマンティエを買ったら、やはり最後だけでもグラタン皿に移して焼き色を付けた方がおいしいです。

こちらは食べかけの写真ですが・・・

弁当、冷凍食品、フランス料理

残りは翌日の私のお弁当になりました。

フランス人はこういうものを冷たくは食べないので、温め直すのでしょうが、私は冷たいまま食べてみました。

おいしかったですよ。


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2017年3月18日土曜日

フランス発、冷凍食品専門店ピカール、東京に上陸

フランスでピカールと言えば、主婦たち主夫たちに大人気の冷凍食品専門店。

すでに出来上がった料理をチンするだけでなく、素材のみやソースのみ、各種ハーブの冷凍も売っているので、料理好きにも支持されています。

料理は下ごしらえに時間がかかるもの。
野菜をむいて切って冷凍しといてくれるピカールは、まるでシェフの助手のよう。

というわけで、フランス本国でも、まだピカールが出店していない都市にピカールが来ると大ニュースになります。

私自身、日本に戻ったときは、ピカール無しでやっていかなくちゃいけないんだわ、と思ったものです。

ただね、野菜はやっぱり新鮮なものを自分でむいて切ったのが一番おいしい。
忙しいときのピカール頼みにしたいもの。

ピカールがついに東京にやってきたというニュースは何か月か前に目にしましたが、青山は近所というわけではないので、まだ試していませんでした。

今週、やっと行ってきました。

写真は子どもが好物だったブランダッド・ド・モリュ。
タラとじゃがいものピューレにオリーブオイルで味付けし、オーブンで焼いたもの。
魚が嫌いな子でも食べてくれます。

ピカールのブランダッドは電子レンジでもオーブンでもできますが、おススメは、最後だけでもいいからグラタン皿などに移し替え、オーブントースターなどで焦げ色をつけること。
途中で混ぜると早くできます。

お店に行く前は、フランスよりずっと高いのではないか、とか、フランスでは野菜を大袋で売っていたけど、日本ではやはり袋が小さめになるのだろうな、と心配していましたが、そんなことはありませんでした。

フランスで売っているものを全て置いているわけではありませんが、けっこう使えると思います。

エスカルゴがお好きな方は、レストランで食べるよりずっと安く本格的な味が楽しめるのでは。

スイーツも豊富ですが、この日私が買ったのはマンゴーをカットしたもの。

まだ少し凍っている時にスプーンで食べると、それだけでおいしいデザートになります。

インターネットショッピングで配達もしてくれるようです。




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2017年3月13日月曜日

国際女性デー - マンスプレイニングという言葉を知っていますか



国際女性デーを前に、雑誌ニューヨーカーに載ったヒトコマ漫画が話題を呼びました。
そのマンガはこちら。
https://www.facebook.com/newyorker/photos/a.430906773868.229225.9258148868/10154505943023869/?type=3&theater

一枚の抽象画を前に、一人の男性が女性に説明している図。
そして一行。
「この絵は何を意味してるのかしらって言っただけで、この絵が意味してることを教えてって言った覚えはないんだけど。」

思い当たる方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。

トクトクと、またはお兄さんぶって(お父さんぶって)、女性に何かを説明してくださる男性の姿。

 mansplaining という造語はmanとexplainingをくっつけたもの。

男性が女性にとは限らないようですが、主に男性が女性に、偉そうに、または親切めかした態度で何かを説明することです。

こないだ美術館に行ったときも、そーゆー人見かけたなぁ。

プライベートな関係だけではなく、職場でもこのマンスプレーニングが問題になるようです。

まぁ、自分が知らなかったことを教えてもらえるのはありがたいのですが、いつもいつも「ぼく、教える人。君、教わる人。」という態度を取られたら、うんざりしませんか。

教える人が教わる人よりよく知っているわけではないという場合はなおさらです。

教えずにいられない人というのは恐ろしいものです。

不幸なのは、本人はどうして嫌われたかわからないときです。

特に、プライベートな関係の場合、知り合った当初は教わる方も喜んでその役割を演じてしまう場合があり、もしそうだったら、二人で一緒にうんざりするような関係を作ってしまったのかもしれません。

でも、最初は彼(女)が自分の話を喜んで聞いていたのに、そっぽを向くようになったら・・・
話を変えようとするようになったら・・・
生返事をするようになったら・・・
なんだかひねくれてきたと思ったら・・・
あなたはいつも彼(女)に何かを教えようとしているのではないでしょうか。

逆に、教わる役割を演じるのにうんざりした方。
ひねくれた態度を見せるより、彼(女)があなたに何も教えることができないような活動を一緒にやってみたらいかがでしょう。

ピカソの作品を知ったふうに解説する人はいくらでもいるけど、ピカソ自身は決してそんなことはしませんでした。
美術を知らない人たちを軽蔑することもなかった。

大成功を収めた後のピカソの日常について、親友の写真家ブラッサイが書いた本を読むと、それがよくわかります。
『語るピカソ』というタイトルで翻訳もされています。
 

2017年3月12日日曜日

子どものカバン、重くないですか?



中学生のわが子のカバンを持ち上げて、あまりの重さにびっくり!
そんな経験はありませんか?
小学生のランドセルもしかり、です。

私は1960年代の生まれですが、教科書はもっと小さくて紙も薄く、カラー写真なんて入ってなかったと記憶しています。

当時は、一年の学習内容が上下巻に分かれている教科も多く、一度に運ばなければならない重量はさほどではありませんでした。

たまたま上巻の終わりに来て、先生に上巻と下巻を持ってくるように言われたときなど、重いなと感じたのを覚えています。

教科書が立派で重くなった分、子どもの頭の中に入る量も多くなるならいいのですが。

こんな話を従兄にしていたら、
「ぼくはカバンすごく軽かったな。教科書は全部学校に置きっぱなしだったから。」

ちなみに、彼はいわゆる有名大学を出ています。

几帳面にちまちま勉強しても、あまり能率は上がらないということか。。。

本題に戻りましょう。
子どものカバンの重さです。

この問題、日本だけではありません。
子どもがフランスで小学校に通い始めたときも、教科書の立派さとカバンの重さがショックでした。

実はフランスではもう何年も前から問題になっていて、専門医は子どもの背骨に与える悪影響について警鐘をならしています。
ノートも日本の子どもたちが使っているのより大きく、重いので、成長期の子どもにはかなりの負担です。

 医師から批判されるに至って、その日に使わない教科書やノートを家に置いてくるよう指導する学校もありますが、忘れ物をするとこっぴどく叱られるので、全部持っていくという子も少なくありません。

フランスでは使い終えた教科書は返却し、次の学年にバトンタッチするのが普通です。
そのため、汚さないようにカバーを付けて使います。

日本では教科書は何年も使うものではないし、もっと薄い紙でもいいのではないでしょうか。
その上で大事に使うことにしては。
(手を付けないで学校に置きっぱなしにしたりして?・・・と、これは冗談です)

教科書が立派でツルツルしているから学習意欲が湧くというものでもないと思いますが。 

日本のお医者さんのご意見はいかがでしょう?
彼らが成長途中だということを忘れないで。

2017年3月4日土曜日

子どもたちのためにも先生の負担減らして


またまたまた学習指導要領が変わるそうで、NHK深読みでも取り上げられていました。

変えるのはいいとしても、またしても現場の負担が増えるのではという意見も多かったようです。

確かに、日本の先生達はよく働く。

一部に、いじめに加担するようなとんでもない先生もいますが、一般的には日本の先生達は子どもたちのために一生懸命仕事をしていると思います。

うちの子どものフランスの小学校の担任は、生徒より早く帰ってました。
お迎えの保護者の脇を通り抜けて。

早く帰るだけならいいのですが、フランスの小中学校を卒業してから、恩師の先生に会いたいという人には会ったことがありません。

卒業するとせいせいしちゃうんです。

もちろんフランスにも素晴らしい先生はいますが、希少生物でしょう。

「海外」とか「欧米」とか一括りに語ることはできません。

ヨーロッパならどこでも、フィンランドのような教育をしているわけではありません。

フランスと隣のベルギーでも様々な違いがあります。
ただ、フランスにもいいところはありました。
その一つは、クラブ活動にあたる活動が学校の外に整備されている点でしょう。
有料ではありましたが、料金は収入に応じて決められています。
つまり、同じサービスを受けるのでも、収入が低ければあまり払わないでいいし、収入が高ければ料金も高くなります。
低収入の家庭には、子どもにスポーツをさせるための補助金も出るようです。
日本のクラブ活動のように毎日ではなく、だいたい週1回ですが。
指導に当たるのが専門の先生だというのもいいところ。
柔道や音楽、ダンス、球技、水泳、絵画など様々な活動があります。

先生が大変すぎると、当然子どもにしわ寄せが来るでしょう。
先生になりたい人もいなくなってしまうでしょう。
現に知人にそういう人もいます。

今でもクラブの先生は土日も出ることがしばしば。
先生の家庭生活はどうなっているのか。
独身の先生も多いです。

とりあえず、先生をクラブ活動の重労働から解放するのはそんなに複雑なことではないのでは。

総合学習を導入するから先生の負担が増えるというものでもないと思うのですが。

2017年3月2日木曜日

ひな人形 - やっぱり隣の子のがうらやましかった


ちっちゃなひな人形。

もっとちっちゃなひな人形。
中にシジミ貝が入っているそうです。

も少し大きいひな人形。

そしてこれは、幼いとき母が作ってくれたひな人形。
といっても、顔の部分はできていて、切込みで着物を着せてくれたようです。
なんだかすごく時代物になってしまいました!

ご多分にもれず、お向かいのお姉さんの段々になったひな人形がうらやましかった!

母曰く、ひな祭りには、普段しまい込んでいるお人形をみんな出してあげるのだ、と。
というわけで、あまりひな祭りには関係のない人形も。


もっと関係のない人形も。

母の知人が作ってくれたようです。

こちらは、鏡餅の上に座ってたネコ。


これは鏡餅の上に載っていたネコ。

皆さん楽しいひな祭りを。