2018年8月11日土曜日

塾の選び方を現役講師に聞いた - 意外なポイントとは


夏休みといえば、海、山、おじいちゃん、おばあちゃんの季節だが、塾の夏期講習の季節でもある。

これからお盆で、夏期講習も一息つく塾が多いようだ。

複数の塾で講師をした経験があり、数多の受験生を合格に導いた友人に先日愚痴を聞かされた。

塾をどうやって選んだらいいか迷っている方や、これから塾で教えたいと思っている方にも参考になりそうな話だった。

難関校狙い専門の塾もあれば、いわゆる補習塾もある。
一クラスの人数が多い塾もあれば、少ない塾もある。
しかし、塾選びのポイントは、そうした外から見て分かることだけではないと言う。

校風があるように、塾にも塾風があると彼女は言う。
勉強を教えるだけではなく、生徒と良いコミュニケーションを取る必要がある。
そこまではどの塾でも同じだが、良いコミュニケーションの意味が塾によって異なるそうだ。
同じ系列の塾でも、居住区域によって雰囲気が変わることも多いらしい。

ある塾では、教師と生徒は親しくてもケジメがあることが良いコミュニケーションだし、別の塾では教師と生徒が馴れ合っているのが究極の良いコミュニケーションとされる。

ある塾の子どもたちは教師がダジャレを言うと白けるが、別の塾では歓迎される。

真剣に勉強する子を育てようとしている塾もあれば、サービス業だからとにかく笑いを取らなくては!という塾もある。

「楽しく勉強する」の「楽しく」にも色々あるということ。
ところが、講師が研修の段階で言われることに、さほどの違いはないそうだ。

だから、講師としては入ってみないと分からないということになる。

生徒と保護者の立場だと、体験入塾ができればいいが、そうでない場合は信頼できる人に聞いてみるしかない。

子どもが満足していても、なぜ満足しているか確かめる必要があるし、逆に不満だとしても、問題があるからだとは限らない。

塾風が合う合わないは人によって違うので、良いか悪いかではなく、教師と生徒の関係がどんな感じかを確かめた方がいいだろう。

<スポンサーリンク>

0 件のコメント:

コメントを投稿