2017年2月8日水曜日

バレンタインデーといえば欧米でもチョコレート?


日本のバレンタインデーの謳い文句で、「この日だけは女性から男性に愛を告白していい」というのを見たことがあります。

欧米ではそんなことは言いません。

恋人同士や夫婦、片思いの人が、相手に何かしらプレゼントをしたり、デートしたり、色々です。

おいしいチョコレートはもちろん人気の贈り物の一つ。
その他に花やアクセサリー、洋服など、誕生日や記念日に贈れそうなものなら何でもいいのです。

女性だけがプレゼントをするわけでもありません。
男性から女性に贈ったり、お互いに贈りあったりします。

ですからもちろんホワイトデーは存在しません。

「バレンタイン」という発音は英語読み。
バレンタインデーの元になった聖人はローマ帝国下の聖職者で、ウァレンティヌスと言うようです。
なぜ聖ウァレンティヌスの日に恋人たちがプレゼントを贈りあうのか?

一説によると、当時のローマ皇帝は、士気が下がるという理由で兵士の結婚を禁止していた。
しかしウァレンティヌスは結婚を望む兵士たちを憐み、式を執り行っていた。
それが皇帝の耳に入り、彼は処刑された。
それでウァレンティヌスは恋人たちの守護聖人となったということです。

日本では、来日していた外国人が戦前からバレンタインデーを祝っていたようです。
日本チョコレート・ココア協会のホームページによると、昭和11年に神戸のモロゾフ製菓が英字新聞にバレンタインデー向けの宣伝を出しているとか。

日本人向けには、1950年代に東京のメリーチョコレートがバレンタインデーのイベントを行ったようです。
1960年には森永製菓もマスコミを通じて大々的に販促。
こうしてバレンタインデーは日本の年中行事の中に組み込まれていきました。

神戸市は日本のバレンタインデー発祥の地ということで、聖バレンタイン殉教の地であるイタリアのテル二市から1992年に愛の像を贈られたそうです。

ベルギーに暮らしていたとき、小学生たちもこの日には学校にプレゼントを持っていっていました。
暴れん坊の男の子がめかしこんで、意中の女の子に花束を贈ったりしていたようです・・・









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