5月1日、パリ市南にある
4月末にはマクロン大統領夫妻が花束を受け取っている。
フランスでは、
大統領やパリ市長が受け取ったものに比べると、
この日だけは、
ただし、正規の花屋さんからじゅうぶんに距離を取ること、森などで摘んだスズランであることなどの条件がある。
素人は、栽培農家から仕入れた花を商ってはならない。
5月1日にスズランの花を贈るという風習は古く、1560年にさかのぼる。
当時の国王シャルル9世に、ナント市の青果商人が幸運の印として贈ったのが初めとされている。
やがて全国に広まり、親しい人や好きな人にスズランを贈るようになったようだ。
今では他の欧米諸国でもスズランを贈りあう。
ただ、16世紀から今日までずっと続いていたかというと、そういうわけではないらしい。
一度なくなっていた習慣が、メーデーを機に復活したということである。
なぜメーデーにスズラン?
続きは次回に。
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