2016年11月13日日曜日

トランプ勝利、フランス極右政党は歓迎

フランスの極右政党「国民戦線」の女性党首、マリーヌ・ルペンは、トランプの大統領選勝利を歓迎しているらしい。 

両者は似ていると言われているが、若干違いがあるだろう。

大した違いではないが・・・ 

スキャンダラスな暴言でネット上の話題をさらったトランプ。 

フランスの「国民戦線」の場合、暴言で注目を浴びたのは現党首の父親、ジャンマリ・ルペンの方で、1980年代のことだった。 

当時、ジャンマリ・ルペンはユダヤ人虐殺はでっち上げだとか、ガス室は存在しなかったとまで言っていた。 

娘、マリーヌ・ルペンは「家業」を継ぐと、戦略を変えた。
歴史上の事実を極端に否定するのはやめ、普通の人々に近寄りやすい雰囲気を作っていったのだ。 

彼女の主張を聞いた人々の中に、「え!けっこうまともなこと言ってるじゃない。父親とは違うね」という反応を示す人も出てきた。

「国民戦線」が支持を増やした理由は、社会的状況だけではなく、語り口を変えたからでもあった。 

とはいえ、娘マリーヌ・ルペンの方も、移民排斥、反イスラム、反ヨーロッパを主張していることに変わりない。

相も変わらず、共存ではなく排除を、開くことではなく閉じることを唱え、人々の間に憎しみをまき散らしてている。

2012年、そんな「国民戦線」の在り方を風刺したビデオクリップが流された。 

マリーヌ・ルペンらしき女性が、一人で鏡に向かって厚化粧を落としている。 

完全に化粧が落ちると、父ジャンマリ・ルペンの顔が現れるというものだった。



顔だけ変わっても、本質は変わらない・・・

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