2017年3月12日日曜日
子どものカバン、重くないですか?
中学生のわが子のカバンを持ち上げて、あまりの重さにびっくり!
そんな経験はありませんか?
小学生のランドセルもしかり、です。
私は1960年代の生まれですが、教科書はもっと小さくて紙も薄く、カラー写真なんて入ってなかったと記憶しています。
当時は、一年の学習内容が上下巻に分かれている教科も多く、一度に運ばなければならない重量はさほどではありませんでした。
たまたま上巻の終わりに来て、先生に上巻と下巻を持ってくるように言われたときなど、重いなと感じたのを覚えています。
教科書が立派で重くなった分、子どもの頭の中に入る量も多くなるならいいのですが。
こんな話を従兄にしていたら、
「ぼくはカバンすごく軽かったな。教科書は全部学校に置きっぱなしだったから。」
ちなみに、彼はいわゆる有名大学を出ています。
几帳面にちまちま勉強しても、あまり能率は上がらないということか。。。
本題に戻りましょう。
子どものカバンの重さです。
この問題、日本だけではありません。
子どもがフランスで小学校に通い始めたときも、教科書の立派さとカバンの重さがショックでした。
実はフランスではもう何年も前から問題になっていて、専門医は子どもの背骨に与える悪影響について警鐘をならしています。
ノートも日本の子どもたちが使っているのより大きく、重いので、成長期の子どもにはかなりの負担です。
医師から批判されるに至って、その日に使わない教科書やノートを家に置いてくるよう指導する学校もありますが、忘れ物をするとこっぴどく叱られるので、全部持っていくという子も少なくありません。
フランスでは使い終えた教科書は返却し、次の学年にバトンタッチするのが普通です。
そのため、汚さないようにカバーを付けて使います。
日本では教科書は何年も使うものではないし、もっと薄い紙でもいいのではないでしょうか。
その上で大事に使うことにしては。
(手を付けないで学校に置きっぱなしにしたりして?・・・と、これは冗談です)
教科書が立派でツルツルしているから学習意欲が湧くというものでもないと思いますが。
日本のお医者さんのご意見はいかがでしょう?
彼らが成長途中だということを忘れないで。
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