2017年3月4日土曜日

子どもたちのためにも先生の負担減らして


またまたまた学習指導要領が変わるそうで、NHK深読みでも取り上げられていました。

変えるのはいいとしても、またしても現場の負担が増えるのではという意見も多かったようです。

確かに、日本の先生達はよく働く。

一部に、いじめに加担するようなとんでもない先生もいますが、一般的には日本の先生達は子どもたちのために一生懸命仕事をしていると思います。

うちの子どものフランスの小学校の担任は、生徒より早く帰ってました。
お迎えの保護者の脇を通り抜けて。

早く帰るだけならいいのですが、フランスの小中学校を卒業してから、恩師の先生に会いたいという人には会ったことがありません。

卒業するとせいせいしちゃうんです。

もちろんフランスにも素晴らしい先生はいますが、希少生物でしょう。

「海外」とか「欧米」とか一括りに語ることはできません。

ヨーロッパならどこでも、フィンランドのような教育をしているわけではありません。

フランスと隣のベルギーでも様々な違いがあります。
ただ、フランスにもいいところはありました。
その一つは、クラブ活動にあたる活動が学校の外に整備されている点でしょう。
有料ではありましたが、料金は収入に応じて決められています。
つまり、同じサービスを受けるのでも、収入が低ければあまり払わないでいいし、収入が高ければ料金も高くなります。
低収入の家庭には、子どもにスポーツをさせるための補助金も出るようです。
日本のクラブ活動のように毎日ではなく、だいたい週1回ですが。
指導に当たるのが専門の先生だというのもいいところ。
柔道や音楽、ダンス、球技、水泳、絵画など様々な活動があります。

先生が大変すぎると、当然子どもにしわ寄せが来るでしょう。
先生になりたい人もいなくなってしまうでしょう。
現に知人にそういう人もいます。

今でもクラブの先生は土日も出ることがしばしば。
先生の家庭生活はどうなっているのか。
独身の先生も多いです。

とりあえず、先生をクラブ活動の重労働から解放するのはそんなに複雑なことではないのでは。

総合学習を導入するから先生の負担が増えるというものでもないと思うのですが。

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