アメリカabcニュースは6月30日付で、既に次のように伝えていました。
「ポピュリストの都知事、小池百合子氏が立ち上げた新党が大勝利して彼女の基盤を固め、次期首相候補になるとの予想も」
改革のイメージと、男社会だった都議会への対決姿勢が人気の理由と分析。
都議会の自民党とは喧嘩をしているが、安倍首相とは関係を保っていることを挙げ、国政への復活を視野に入れている、
独自の東京ファーストを広げてジャパン・ファーストとし、国政に打って出ることもあり得る、と。
記事は、最後にアジア学の権威、キングストン教授の言葉を紹介。
「今のところは人気があるが、今後下がる可能性もあり、首相候補となるかどうかを云々するのは時期尚早」
さて、ポピュリストとかポピュリズムという言葉。
英語の辞書を引くと、人民主義者とか人民党員と出ています。
このように訳される場合は、アメリカで19世紀の終わりから20世紀に現れた政治の動きのことですね。
今この言葉で表されるのは、日本なら維新の会、フランスならルペン氏の国民戦線、そしてアメリカのトランプ大統領。
既存の政治との対決姿勢を示し、あまり細かいことは論じない。
わかりやすい言葉で大衆に訴えるので、大衆迎合主義と訳すこともできます。
小池知事とトランプ大統領では、イメージは全く違います。
小池氏が環境保護に関心を見せ、トランプ氏は「地球温暖化はデマだ」と言っているのも対極的です。
しかし、国内の外国籍の人々に対する抑圧など、よく見ると似ている点も多々あります。
abcニュース原文
http://abcnews.go.com/International/wireStory/tokyo-election-populist-leader-shift-japan-politics-48366559
0 件のコメント:
コメントを投稿