2018年1月13日土曜日
海外にも成人式ってあるの?
世間は成人式の話題で喧しいが、考えてみたら、ヨーロッパで成人式という言葉を聞いたことはなかった。
試しにフランス語で「成人、祝い」等でググってみると、な、なんと!
一番最初に出てきたのは日本の成人式に関するフランス語版ウィキペディア。
フランス語版ウィキは、日本の成人式の起源は神道の元服の儀や裳着にあるとしている。
日本語版ウィキには、戦後の混乱の時代に埼玉県北足立郡蕨町が若者を励ますために「成年式」を行い、これが全国に広まったとあるが、フランス語版の方にはこのことは書いてない。
書いとけよ。
ちなみに、フランス語版グーグルの同じページには、ユダヤ教徒で13歳になった子どもたちのための宗教的儀式であるバーミツバと、ペルーで15歳になった女の子を対象に行われる伝統行事についての記事も出ている。(2018年1月13日調べ)
キリスト教にも堅信という儀式があり、既に洗礼を受けている12-15歳くらいの子どもたちを対象に教会で行う。
女の子は白いワンピース、男の子はスーツが多いが、袴や振袖ほど高価ではなさそう。
赤ちゃんに洗礼を受けさせる人も減っているため、この儀式をする人も多数派とはいえない。
冒頭の写真は、インターネットでバーミツバ(bar mitzvah)のフリーで使える写真を探したら出てきたもの。
音楽でお祝いしてあげてるらしい。
日本で自治体が正式な行事として成人式を行うのは、日本の成人式が無宗教だからだろう。
ヨーロッパでは市役所で成人式を行うことはない。
市役所でするのは、例えば結婚式。
ヨーロッパの結婚式のことはまた別の機会に。
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