2018年6月11日月曜日

家庭での児童虐待を防ぐには - フランスの子育て支援センター


日本ではまだ親が社会に信頼されているという感じがするが、フランスで子育てしていた時はそうではなかった。

学校を二日以上欠席する時や水泳に参加できない時は、必ず医師による証明が必要だった。
親が休んだ方がいいと判断して休ませることができるのは一日だけだったと思う。

診断書にお金がかかるということはなく、診察さえ受ければ簡単に出してくれる。
そして学校は、子どもたちの出欠状況等を教育委員会に報告する義務がある。

虐待されている子どもは学校を休むことが多いので、子どもがきちんと学校に来ているかどうか把握するのが重要ということなのだろう。
水泳の授業で裸になれないということは、あざや傷を隠している可能性もある。

日本では学校でのいじめなどが原因で長期欠席をすることも多く、事情は同じではない。

が、いじめや引きこもり対策のためにも、出欠状況を把握するのは有効だと思う。

学校へ行く前の子どもはどうかと言えば、PMIという保健所兼児童相談所のようなところがあり、無料で予防注射や相談が受けられる。

常駐の医師はいないが、巡回で医師が訪れ、幼い子どもの定期検診を行う。
無料で予防注射を受けることもできる。

定期検診は義務付けられているので、検診に来なければ、何かおかしいということになるのだろう。

保育士は常駐しているので、相談にのってもらうこともできる。

赤ちゃんの体重計もあり、いつでも使わせてもらえる。
私は子どもが小さく生まれたということもあり、最初の頃は毎日そこで子どもの体重を測っていた。
(つづく)

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