2018年4月23日月曜日

日本の入国管理局収容センターで外国人が自殺という悲劇


入管収容センターでインド人の男性が自殺、収容者は待遇の改善を求めてハンガーストライキをしているという

この事件にショックを受けた理由は、貴重な人命が失われたということだけではない。
ハンガーストライキを引き起こすほど待遇に問題があるということだけでもない。

この事件の扱いがあまりにも小さいということが更にショッキングだ。

ヨーロッパやアメリカで同じような事件が起きたら、もっと大きく取り上げられるのではないか。

無責任なことは言えないので私が20年近く暮らしたフランスを例にとっていうと、
フランスでこのような事件が起きたら大騒ぎになることは確実である。
メディアもこぞって取り上げるだろう。
事実、死者が出なくても、難民収容所などの状況は今まで何度となく問題になっている。

今日本には他にも大きな事件が起きている。
それは確かだが、それにしても取り上げ方が小さすぎる。

なぜフランスだったら大騒ぎになるか。
その理由の一つは、自分たちは人権の国だという自負があるからだろう。お国柄というものが、いかにその国の歴史や地理的条件によって醸造されているかを示すわかりやすい例だと言える。

日本語版ウィキによれば、世界最初の人権宣言は1776年にアメリカで宣言された「バージニア権利章典」。
フランスの「人間と市民の権利の宣言」は1789年に出ている
産みの苦しみを伴って宣言されたものである。

因みに、
日本最初の人権宣言は京都の「水平社宣言」で1922年となっている。
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