2018年4月5日木曜日

少子化の果てに - 「妊娠してすみません」な状態が続いたらどうなるの?


日本人の出生率がこのまま減って行ってもゴーストカントリーにならない道もないわけではない。

難民や移民に門戸を開くとか、海外からの養子を奨励するという方法もある。

重要なのは血の繋がりよりも教育なのだから。

妊娠も迷惑、難民も迷惑ならAIで人口を補うのだろうか。

昔読んだ松谷みよ子再話による日本の民話にこんなものがあった。

ある猟師が獲物を取ろうと山に入ると、一人の妊婦が座り込んでいる。
彼女は苦しそうに水を求める。
が、猟師は「妊婦に遭ったんじゃあ今日のツキはない。」というようなことを言って、水も与えずに怒って引き返してしまう。

別の猟師が同じ場所を通りかかる。
彼は「大丈夫ですか。ほら、お飲みなさい。」と言って水筒を差し出す。
妊婦は水を飲むと、何人もの子どもを産むが、その子たちは産まれてすぐに歩き出す。

目を丸くする猟師に彼女は言う。
自分はこの山の神だ、と。(それとも狩りの神だったかな?)
前に通った猟師には多くの獲物を恵んでやったのに、酷い扱いを受けた。
もう彼には獲物をやらない。
あなたには世話になった。
あなたは多くの獲物を取るだろう、と。

果たして彼女の言う通りになった。

私たちはどっちの猟師になるのだろう。


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