2018年4月7日土曜日

フランスのおもてなし - アペリティフ(アペロ)に人を招く時


欧米で最高のおもてなしとは自宅に招くこと。
そして招き方には大体3つの形式があると前に書いた。(ちょっとお茶飲んでかない?というのを数に入れないとして)

その中で一番気楽に招くことができるのがアペリティフだ。
アペリティフを短く、くだけた感じで言ったのがアペロ。

これから私が住んでいたフランスでのことを書こう。
欧米と言っても他の国はちょっと違うかもしれない。アペリティフは元々食前酒ということ。
頑張って手作りの料理を用意する必要はない。

飲み物としては、フランスではやはりワインが主流。

人数と相手の好みにもよるが、赤、白混ぜて数種類あるといいだろう。
無理して高級なワインを揃える必要はない。
暑い季節には軽く冷やしたロゼや白が好まれる。くれぐれも冷やしすぎないこと。

ガス入り、ガス無しの瓶入りの水も用意しておくといいだろう。
飲めない人を招く時は、ジュースやアイスティーもいいかもしれない。

ツマミはオリーブ、ナッツ類の他、tapenade というスプレッドがよく使われる。
日本でも最近タプナードと言って食されているようだが、これ、南フランスが発祥らしい。客が来る前にスプレッドを塗っておくのではなく、セルフサービスで好きなように使ってもらうか、その都度塗ってすすめるのが普通。

その他、ハムやソーセージ、チーズを使った塩味の一口パイもアペリティフに便利。
フランスでは様々なタイプのパイ生地がスーパーに売っているので、自分で作っても大した手間ではない。
日本にも進出した冷凍食品専門のピカールにもソーセージなどが入った一口パイが売っている

アペロにチーズは出さないでいい。
特にカマンベールやコンテなどのチーズは食後に食べるものなので、アペロの主役になることはない。

アペロでチーズを出すとしたら、モッツァレラか山羊や羊のフレッシュチーズ(オリーブオイルに漬けて瓶詰で売っていることも多い)がいいようだ。

写真の盛り付けみたいに綺麗じゃなくても全然大丈夫です。

ワインを選ぶ自信が無い場合は、「何か持って行きましょうか。」と聞かれたときに、迷わず「お好きなワインを持ってきてください」と頼むのがいいだろう。


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