2016年6月17日金曜日

ジョー・コックス議員暗殺犯人のアイデンティティー




“Britain first !”



そう男は叫んだと、目撃者の一人は証言しているそうだ。



この証言はまだ確かめられていないが、犯人がコックス議員を憎悪していたことは確かだろう。BBCのサイトによれば、犯人は彼女を2度も撃ち、その後刃物で刺し、横たわっていた彼女の体を蹴ったという。



ジョー・コックス議員はEU残留を訴えていた。



犯人の兄弟は、彼は政治的な関心が薄かったと言っている。Southern Poverty Law Centerのサイトによると、彼は何十年も前からアメリカのネオナチ集団を支持していたそうだ。



近所の人たちは、彼は独りぼっちだったと語る。「イギリス人」というアイデンティティーにしがみつく以外、自分を支える術がなかったのであろうか。憎悪に、しがみついていたのだろうか。



英国では、他の地方より、イングランドに離脱派が多いそうだ。彼らの議論は、事実よりもむしろ感情に基づいている、とセント・ジョンズ・カレッジのRobert Tombs教授は言う。EUのことを語らず、自分たちのことや、イングランドのことを語っている、と。



ジョー・コックス議員を悼み、英国は党派を超えて喪に服している。

教会には、異なる宗教の人々が集まって一緒に祈っているという。

“Britain First! ” と男は叫び、悲しみは世界に広がっている。

0 件のコメント:

コメントを投稿