2018年2月22日木曜日

ミア・ファローとウディ・アレン 1 - 私生活での泥仕合

ウディ・アレンの養女に対する性的虐待が問題となる中で、それでも彼の作品だけは素晴らしいという意見はよく聞く。

それに対して、養女の母であるミア・ファローの女優としての素晴らしさについては、日本やフランスではあまり語られていないように思う。
私が知らないだけかもしれないけど。

ウディ・アレンが告発されると、ミア・ファローもさんざんなことを言われた。
母親が子どもを洗脳してありもしない話をさせたとか、彼女の方こそ養女や養子を虐待していたとか。

外野の私たちには、何が本当なのかわからない。

ウディ・アレンの性的虐待に対する告訴が取り下げられた一方で、 親権を争う裁判ではミア・ファローが勝訴。

養女は養父から守られる必要があると判断され、ウディ・アレンは娘に会うことができなくなったらしい。

このあたりのことは、彼の映画(確か『ミランダ、ミランダ』だったと思う)にも出てくる。

映画の中では、不倫をした女性が裁判に敗訴し、子どもと会えなくなるという設定だった。
女性は、不倫をしたのは事実だが子どもと離れるつもりはなかったと嘆き悲しむ。
すると誰かがこう言う。

「お子さんが大きくなったら、自分とお母さんを引き離した父親を、逆に恨むようになるでしょう。
お子さんはいつかあなたのところに戻ってきますよ。」

しかし、アレンの実人生の中ではそうはならず、成長した養女は新たに彼を告発した。


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