声を挙げる勇気。
辛い体験を話す痛み。
簡単なことではない。
聞く方にとっては、勇気付けられることもあれば、心が痛むこともあるだろう。
自分が素晴らしいと思っていた人の別の面を見せられてショックを受けることもある。
ショックのあまり、証言は嘘だと決めてしまう人もいる。
しかしこれまでも、告発はそのようにして押しつぶされてきた。
どんなことにも冤罪はあるから、虐待やハラスメントにも冤罪はあり得る。
公正さ、検証が重要であることは言うまでもない。
その上で、声を挙げられるようになったこと自体は歓迎すべきことだ。
USA Todayは、俳優のジョアキン・フェニックスへのインタビューを伝えている。
「男たちは『そんなつもりはなかった』と言うかもしれない。
(・・・)
時には女性たちにとっても当たり前のことになってしまって、話さなかったこともあるだろう。
『あーあ、こういうのにうまく対処しなくちゃ』という感じで。
それが今、かつては普通のことだったかもしれないけど、これからはそうであって欲しくないというふうに変わってきている。」
彼はさらに言う。
「今はエキサイティングでラディカルな時。
同時に、痛みを伴う時だ。」
その通りなのだろう。
METOOムーブメントは決して楽しいものではない。
新しい時代を産むために、痛みが不可欠となっている。
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