METOOムーブメントを受けて、ハリウッドの映画スタジオが新たな項目を契約書に付け加える、
と読んだらどんなことを思い浮かべるだろう。
ハリウッドレポーター誌によれば、20世紀フォックスを始めとして、大小のスタジオが検討中とのこと。
俳優のケヴィン・スペーシーはかつての子役による告発が元で、「ハウスオブカード」を降ろされることになった。
が、現在の契約だと、その後も製作のNetflixは高額なギャラを払い続けなければならないと言う。
現在検討中の項目は、相手の感情を著しく傷つけることや社会通念上認められないことをしてイメージがひどく損なわれた場合、制作側が契約を打ち切ることを可能にする。
ケビン・スペーシーはリドリー・スコットの映画"All the Money in the World" からも外され、クリストファー・プラマーが代役を務めた。
このことによる損害は、1000万ドルとも言われている。
こんな事が何回も起こったら、確かにプロダクションにとっても死活問題だ。
ただ、見出しだけ読んで、被害者救済のために新たな項目を加えるのかなと思った私は、完全に当てが外れた。
契約内容を新しくしても、被害者の視点は不在のまま。
さらに、この条項については危険性を指摘する声もある。
(続く)
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