2016年7月15日金曜日

ニースのテロ:フランスの新聞ルパリジャン、ルフィガロより

7月14日革命記念日は、フランス共和国にとって象徴的な日。

毎年各地で花火大会が開かれ、子ども連れで見に行く人も大勢います。

ISは今のところ声明を出していませんが、フランスの新聞ルパリジャンには、こんな記事が出ていました。2014年9月にすでに、ISの主要人物の一人が、車で突っ込むことを含め、あらゆる方法を使って殺せという音声メッセージを出していたと。

新聞に載っていたメッセージの引用を翻訳すると、次の通り:

「爆弾や銃が手に入らないなら、一人で行動を起こし、不実なフランス人やアメリカ人の頭を石で砕くなり、ナイフで殺すなり、車で轢くなり、崖から突き落とすなり、首を絞めるなり、毒殺するなり、できることをせよ。」

「行動する前に誰にも相談するな」

この音声は、何千ものサイトを通じて拡散してしまっているそうです。

同じ記事に、フランスからISに加わった過激主義者の一人による、ビデオメッセージも載っていました。

過激派に加わろうとしている予備軍に呼びかけたこのビデオでは、

「もうISには来るな。フランス国内でテロをしろ」

と言っているそうです。

ルパリジャン紙は、イスラム過激派の専門家であるDavid Thomsonというジャーナリストのツイッターから、このビデオを転用しています。

ルフィガロ紙も、ルパリジャン紙の記事を紹介しています。

ニースが狙われたのは今回が初めてではありません。2015年2月3日には、パトロール中の兵士三人が、ナイフで襲われ、負傷するという事件が起きています。


ルパリジャンの記事

ルフィガロの記事

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