2016年7月19日火曜日

ルイジアナ州で殺された警察官より、平和へのメッセージ



アメリカ、ルイジアナ州の町、バトン・ルージュで7月17日に殺された黒人警察官、Montrell Jackson さん。

それに先立つ5日には、黒人の男性が白人警官に取り押さえられ、銃で撃たれる事件がありました。
Montrell Jackson さんは、亡くなる10日ほど前にフェースブックにメッセージを残していました。 アメリカのメディアの他、英国BBCでも取り上げられています。

翻訳します:

「肉体的にも精神的にも疲れている。
親戚や友人、警官の中にも、考え無しなことを言う人たちがいて、がっかりしている。
でも、人が心の中で思うことは、その人の心の中のこと。私は今でもみんなを愛している。
憎しみはあまりにもエネルギーを奪うものだからね。
でも、もう前と同じように君たちを見ることはできない。
私や妻に助けの手を差し伸べてくれた人たち、ありがとう。
私たちには必要だったし、本当に感謝しています。
神に誓って言うけど、私はこの町を愛しています。
でも、この町の方ではどうかな。制服を着ている時には憎しみの目で見られるし、制服を着ていないときは、 私を危険だと感じる人もいる。
この短い人生の中であまりにも多くのことを経験してきたし、ここ3日間は本当に試練だった。
知っている人たちに、お前は本当に誠実かと聞かれ始めたら、その人たちは結局自分のことを全然知らなかったんだと思う。
私がしていることを見てくれ、疑いようもなく、はっきりと、わかるはずだ。
最後に、今回の悲劇に直接影響を受けたすべての人に、個人的に祈りを送りたい。
試練のときです。憎しみに心を蝕まれないようにしてください。
この町は、もっとよくならなければならないし、よくなるでしょう。
私はこの町で働いていますから、抗議したい人、警察官、友人たち、親戚、他の誰でも、私を見たら、そして、触れ合いが必要なら、それとも祈りたかったら、私はいます。
あなたを受け止めます。」

キング牧師を思い出しませんか。

無抵抗な人間を銃殺する警官もいれば、心にたくさんの愛をもって立っていた警官もいる - おそらく、それがアメリカなのかもしれません。


BBCの記事はこちら

(写真はルイジアナ州庁舎)
 

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