ただ、新しい国に早く順応するために、できるだけその国の人とつきあおうとする、という場合はあるかもしれませんね。
外国に行っても、その国の人と全然つきあわず、日本人とばかり一緒にいる人もいますが、もったいない話です。
逆もあり、日本に来てもフランス人としかつきあわないフランス人もいます。
言葉の壁はもちろんあるけれど、それより問題は、心の壁では。
どんな理由にせよ、ある国で数カ月、数年過ごすなら、ブランド品以外にもお土産を持って帰りたいもの。
友情は一生の宝だと思いませんか。
さて、前々回のブログでは、外国人嫌いも同国人嫌いも根は同じらしいと書きました。
客観的な批判精神を完全に失っているという点で、異なるものをわけもなく貶めるのも、逆に、わけもなく褒めたたえるのも、同じような心の動きなのでしょう。
東日本大震災が起きたとき、天罰だと言った政治家がいました。
「アメリカのアイデンティティーは自由。フランスは自由と平等と博愛。日本はそんなものはない。」
そのフランスに住んでいた私が、どんなに驚愕したかはご想像にお任せします。
彼は、フランスの何を知っているのでしょうか。
アメリカの、何を知っているのでしょうか。
どこの国にも、心の底で選挙民をバカにしている政治家はいるものです。
ただ、それを公言した後で当選するのは珍しいでしょうね。
その人が都知事に当選したとき、自由・平等・博愛の国で、フランス人たちがどんなに驚愕したか、ご想像にお任せします。
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