2018年3月8日木曜日
ヨーロッパのおもてなし - 家に招かれる時の3つの形式
フランスやベルギーでは家に人を招く場合、大体次の3つの形式がある。
マナーに外れないためにも、お腹ペコペコにならないためにも知っておくと便利。
1 アペリティフ
2 ディナー(フランス語でディネ)またはランチ(デジュネ)
3 パーティー(フェット)
今回はアペリティフについて。
「アペリティフに寄って。」と言われた場合、食事は出ない。
食前酒にワインなどを飲み、ツマミを食べながらオシャベリという感じ。
7時頃始まることが多く、9時頃まで続くこともある!
アペリティフに限らず、招いた人が「今日はこれでお開き。」と言うことは基本的にはない。
だから、招かれた人が席を立つまで続く。
場合によっては、客の一部はアペリティフに招かれただけで、残りの客はディナーまで残るということもある。
では、アペリティフに呼ばれた時は長居は無用かというと、そうでもない。
フランスやベルギーでは、客が早く帰ると招いた方はガッカリする。
事情があって早く帰らなければならない時は、予め言っておいた方がいい。
子どもが小さければ、子どもを寝かしつけなくちゃいけないので、というのが使える。
「明日早いので」という言い訳は聞いたことがない。
明日早いのは皆同じ。
社会人なら、終電まで飲んでいて翌朝早くからバリバリ働くのは当たり前とされる。
(アペリティフの場合は終電までというのはありませんが)
ただ、無理にアルコールを飲む必要は全くない。
1滴も飲めないなら、予め言っておくこと。
もう飲みたくないなら水を頼めば良い。
フランス人でも飲めない人はいる。
自分が飲めなくても、招かれたらワインや冷酒を持って行こう。
ジュースなどノンアルコールドリンクを一緒に持っていってもいい。
一般に、みんながワインを飲んでいるときに、お湯を沸かすのが必要なお茶やコーヒーを頼むのはやめた方がいい。
ノンアルコールなら水かジュースにしておこう。
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