2018年3月5日月曜日

瀬戸内寂聴さんの素直さに感動 -4-


ヨーロッパで会ったBさんのお母さんは、夫と別の男性が好きになってしまったらしい。
が、未成年だった子どもたちから離れることはできないと感じていた。
そこで、外国に住んでいたその男性と頻繁に電話で愛を語っていた。
お母さんは子どもたちが成人するのを待って、夫と離婚。
好きだった男性と再婚した。

やがてBさんも結婚したが、その結婚は母親を含め周囲の人々を驚かせた。
あまりにも不釣り合いな二人だったのだ。

もちろん、周囲から不釣り合いに見えても本人同士は愛し合っていることもある。

が、Bさんはすぐに離婚してしまった。

後でBさんは、「自分を罰しなければいけないと感じていた」と話した。

(自分を罰するために結婚されてしまった相手も迷惑)

Bさんのお母さんは子どもたちの前で男性と電話していたわけではない。
それでも子どもたちは、お母さんが自分たちのためだけに結婚生活を続けていると肌で感じていたのだろう。

子どもの感性を甘く見ない方がいい。

自分がいなくなったら子どもはどうなるか。
大人としてそれは当然考えるべきだろう。
子どものまともな生活が保障されないのに感情のままに飛び出すことはできない。
相手が大人の場合とはわけが違うのだ。

が、留まることを選ぶなら、その責任を子どもの小さな背中に負わせるのはやめた方がいい。
未来に禍根を残さないために。 

「私の真似は絶対しないで。」
という瀬戸内寂聴さんの率直さには感動を覚える。
だが、瀬戸内さんと真逆の行動をとればいいのかというと、事はそんなに単純でもない。


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