2018年3月2日金曜日

瀬戸内寂聴さんの素直さに感動 -1-


先日あさイチに瀬戸内寂聴さんと秘書の方が出演していた。

再放送もされたので、ご覧になった方も多いと思う。

有名な作家の言うことに一々感心したり納得したりする必要は全くないとはいえ、
「何て素直な方なんだろう!」
と思わず感動してしまった。

それは、視聴者からの相談に応えて、瀬戸内さんがご自分のお嬢さんについて話された時のこと。

「私は何も後悔することはないけれど、(当時4歳の)娘を置いて家を出たことだけは後悔している。
私の真似は絶対しないで。」

私には瀬戸内さんの真似をする甲斐性もないし、他の男性と付き合いながら家庭を維持する甲斐性もないから、関係ないと言えば・・・ない。

が、自分を全く正当化しない彼女の姿に胸を打たれた。

こんなに潔い人は本当に珍しい。

人生は選択の連続で、皆何かしら自分で選択している。
ただ、それを認める人は少ないかもしれない。

自分で選べないことも確かにある。

事故や犯罪、災害、リストラ、配置換え、病気、冤罪、パワハラ、セクハラ、弾圧、経済的理由など。

それらと比べたら、家族との生活を優先することは自分の選択だし、結婚生活を打ち切るのも選択なら、続けることもまた選択である。
自分は続けたいのに相手がどうしても辞めると言えばそれは相手の選択で、相手にも選択の権利はある。

感動したことはもう一つ。

瀬戸内さんは自分の心に嘘をつかないことを選んだが、同時に、そのために犠牲にしたものがあると自覚している。
しかもそれを隠したり取り繕ったりしないということだ。


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