2018年3月17日土曜日

水は清いものである日本と濡れたままのテーブルに耐えられないフランス人


フランス人と日本を旅行していた時のこと。

小さな食堂で、私たちが席に着いた時まだテーブルが拭いてなかった。
昼食どきで忙しく、手が回らなかったのだろう。

連れのフランス人が拭くように言ってくれと言うのでお店の人にお願いすると、すぐ台拭きんで拭いてくれた。

するとフランス人は言った。
テーブルが濡れているじゃないか、と。

そう、台拭きんで拭いた後のテーブルは薄っすらと濡れている。

日本人は拭いたんだから綺麗だと思うが、多くのフランス人にとって濡れているのは良くないこと。

もちろん、すべてのフランス人がそのような反応をするわけではない。

ただ、フランスではテーブルは2回拭くのが普通である。

一度目は固く絞ったスポンジで汚れを取り、二度目は乾いた布巾で水分をぬぐう。

スポンジを使うのが汚いと感じる日本人も多いようだ。

でも試してみると、スポンジは汚れを取るのに確かに便利。

テーブル拭き専用のスポンジを用意しておけば、汚くはないんじゃないかな。

スポンジと布巾で二度拭きしたテーブルの表面と、台拭きんで拭いた後のテーブルの表面と、どちらが実際にばい菌の数が少ないのか、私は知らない。

もちろんスポンジや台拭きんの清潔さにもよるだろう。

ばい菌の数はともかくとして、フランス人の多くは洗って水滴が付いたままのコップも嫌うので、水を信用していないのだと思う。


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