2018年3月15日木曜日
フランスでお家に招かれたら - 果物の食べ方で日本と違う二つのこと
フランスのディナーについての記事で、食後はチーズの後、デザートとしてフルーツかスイーツが出ると書いた。
テーブルでフルーツを食べるときの習慣の違いは、果物の種類にもよるが、
1 日本では切ってそれぞれの皿に分けた後で客に出すが、欧米では洗って水気を取った数種類の果物を大皿に盛り、好きな果物を選んで自分の皿の上で切るということ。
リンゴを頂きたいけど一つでは多すぎると思ったら、「誰か半分シェアしませんか。」と聞けばいい。
フランスには今でも貴族という人たちがいる。
その一人に聞いたところでは、かつてお行儀のいい人はオレンジを食べる時、一度も手を触れないでナイフとフォークで上手に食べたとか。
今は貴族でも普通そんな食べ方はしない。
2 日本人はブドウの皮と種を残すが、多くの欧米人は皮も種も食べる。ただし、彼らは魚の皮は食べない。
ブドウを取り分ける時は大きな房から一粒づつ取るのではなく、小さな房を切って自分の皿に取ってから一粒づつ食べる。
皮や種を食べるのが嫌なら無理をすることはないだろう。
もちろん、種をぺっと出すのは日本同様NG。
ブドウの皮にも魚の皮にも体にいいものが沢山あるそうだが、欧米人も日本人もその一方しか食べてないということ。
ブドウの種も、最近シードオイルなどが健康に良いということで注目されているが、そのまま食べたら苦い。
フランス人は食べたブドウの種を噛んでいるんだろうか。
それともそのまま飲み込んでいるんだろうか。
今度聞いてみようかな…
種無しブドウも出回っているが、日本の種無しブドウのように小さなものは、私は見かけなかった。
種無しブドウは不自然で、種のあるブドウの方が美味しいと思っている人もフランスの大人には多いようだ。
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